アルコール依存症は病気です。

おいで頂いて有難うございます。お酒で悩んでいませんか?苦しんでいませんか?お酒は一人ではやめられません。ですが、仲間と共に回復することが出来ます。1995年11月、断酒会に入会しました。60歳でパソコンを覚え、2005年8月に、お役に立てればいいと思い、ホームページ「酒害・断酒・そして今 回復の途中」を開設しました。(今は更新していません)こちらは、コロナの自粛中に作ったページです。体験談に書きましたが、飲酒運転をして何度も事故を起こしました。断酒会の仲間と共に歩き、新しい人生をいただき27年。「普通であることの幸せ」を感じながら生活しております。貴方も一緒に、断酒しませんか。R5.1.5 更新 

断酒会とは1958年に誕生した酒害者(お酒に悩む人達)による酒害者のための自助組織です。誕生5年後の1963年には、全日本断酒連盟というネットワークが完成し、現在では、本人会員とその家族約1万人が酒のない人生を明るく生きています。いいっぱなし、聞きっぱなし、素直に耳を傾け、心を開いて思いのたけを語ろう。(全日本断酒連盟刊行物より)『2020年9月30日更新』・HPビルダーのファイル転送で接続できず、ホルダーに移動できなくなり、悔しいですが、更新できない状態で、パソコンの先生にも見てもらったのですが、どうにもならず。。。。。酒害相談・断酒会昼例会とまたお出で下さい・を更新しました。【R5.1.5】


アルコール依存症とは


長い間お酒を飲み続けていると、誰でも依存症になる可能性があります。いったん依存症になると、治癒することはありません。さらに飲酒を続けていれば病気はどんどん進行していき、最悪の場合では死に至ることさえあります。


アルコール依存症とは

どんな病気か

お酒の飲み方のコントロールが効かなくなり、いろいろな問題が起こってくる病気です。脳のごく一部分の障害であると考えられています。「意志が弱い」とか「だらしがない」ということではなく、れっきとした病気であることを知ってください。この病気は生涯にわたって治ることはありません。つまり、長期間断酒したとしても、少ない量を上手に飲めるようにはなりません。しかし、飲酒をやめ続ければ、健康な生活を取り戻すことができます。

アルコールは麻酔作用・依存性・臓器障害作用をもつ薬物である 

  アルコールの正式な名前はエタノールといいます。麻酔薬に属する薬物です。エタノールは脳を表面(外側)のほうから麻酔していきます。まず理性をつかさどる大脳皮質が摩擦されるとほろ酔い状態となり、さらには酩酊状態(よっぱらい)となります。この段階では大脳皮質の下にある辺縁系の働きが表に出て、いわば「本能むき出し」となります。泣き上戸・笑い上戸・人にからむ、などの状態です。辺縁系は、怒り・喜び・悲しみといった感情や、食欲・性欲・戦いなどの本能を支配しているからです。さらに、エタノールをたくさん飲むと、辺縁系も麻酔されて、意識がもうろうとして(意識障害)、最後は呼吸や心臓が停止して死亡します。これは生命を維持する脳幹までもが麻酔されたためです。

  エタノールには依存性があります。依存性とは、ある薬物を繰り返し使った場合、「また使いたいなぁ」「また飲みたいなぁ」という気持ちが自然に起こってきて、その薬物の量を調節したりすることが難しくなる状態です。代表的なものは麻薬・覚せい剤・シンナー(有機溶剤)などですが、エタノールもこの仲間に入ります。依存性はアルコール依存症や薬物依存症の患者さんの問題なのかというと、そうではありません。社会的には問題を起こさなくとも、繰り返しお酒を飲んでいる方にはこの依存性によって、多くの方は「週間飲酒」をしています。週間飲酒の代表が「晩酌」です。
体質によってはだんだんに飲み方のブレーキが効かなくなり、(コントロール障害)・いろいろな問題が生じてきます(アルコール依存症)またエタノールには臓器障害作用があり、たくさん飲んでいるといろいろな病気になりやすいのです。

アルコール依存症の診断

  アルコール依存症かどうかは、飲酒歴を中心とした生活歴(いままでの生活の様子)を訪ねることでほとんど診断できます。以下に、当てはまるようであればアルコール依存症の疑いが高いといえます。

1. 長い間にわたってたくさんのお酒を飲んでいる(長期の多量飲酒)
10年以上にわたっ て、1日に3~4単位以上の量を飲酒している。女性はホルモンの関係 で、もっと早く、少ない飲酒歴でも発症します。なお1単位とは、清酒1合・ビール大びん1本・ウイスキーダブル1杯に相当する量をいいます。 


2.飲み方のコントロールが効かない(コントロール障害)
自分で分かっていてもほどよい量で切り上げることができない・いちど飲みだ出すと止まらない・仕事前に飲む・朝から飲む・体の病気があっても飲む、など、飲み方が社会的な基準からはずれてくるのが特徴です。


3.お酒による何らかの問題が起こっている(社会適応困難)
アルコールによって身体・家族・職場・地域社会などでの問題を繰り返している。すなわち肝臓や胃腸病気・家庭不和、遅刻、欠勤、事故などです。


4.身体依存
酒が切れるとイライラ・発汗・手の震え・不眠・幻覚・意識のくもりなどの離脱障害が出現します。これが苦しいためにまたお酒を飲んでしまいやすいのです。


5.γ-GTPが300以上
γ-GTPはもともと正常な肝臓の中にある酵素ですが、大量飲酒によって肝臓が壊れると、血液中に漏れて出てきます。すなわちγ-GTPが高いことはアルコールによる肝臓障害があることを示します。

6.久里浜式アルコール症スクリーニングテストでは2点以上

(今日の診断指針第3版より改変)


アルコール依存症の原因

 アルコール依存症は生まれつきの体質(素質)と、長い間多量の飲酒をしてきたこと(環境)の両方によって起こります。高血圧や糖尿病と同じく、一種の生活習慣病(慢性病)です。

遺伝的な素質 →→→→→→→→→→アルコール依存症
    (素因)         ↑
                                      ↑
                        長期大量飲酒(環境)

遺伝的な素質 :「アルコール依存症になりやすい体質」と考えればよい。

長期大量飲酒 :毎日3~4単位以上のアルコールを10年以上飲むこと。女性はもっと短い期間でアルコール依存症が発症する。(なお、1単位とは日本酒なら1合、ビールなら大瓶1本、ウイスキーならダブル1杯にあたる。)


アルコール依存症の患者さんはどのくらいいるか


 非常に多く、患者数は全国で少なくても260万人と見られています。しかし専門病院や自助グループなどにつながる患者さんはごくわずかで、大部分は内科・外科などでの治療をくり返しているか、放置されています。なお、専門治療を受けている患者さんは中高年の男性が多いのですが、女性や若年者も増えてきています。またあらゆる職業の人に発症します。貧しい人の病気だというのは誤解です。当院でも知的職業のかたが患者さんとして来院し、断酒して回復しています。

アルコール依存症の経過

 アルコール依存症はほおっておくと慢性的に進行し、最後は肝硬変や突然死などで死亡します。患者の平均的寿命は50歳台といわれています。飲酒の調節ができなくなっている状態ですから、少量だけ飲むという生活に戻ることはできません。しかしながら、飲酒を完全に止め続けることができれば、健康な人と同じ生活をすることができます。

離脱症状とは

 断酒したために生じるさまざまな症状です。ふつうは数日でおさまりますが、重いものは入院治療が安全です。精神安定剤・ビタミン剤などで程度を軽く押さえたり、後遺症を予防したりすることができます。

早期離脱症状:断酒後6~8時間頃から36時間ぐらいまで
 手指振戦(手や体のふるえ)・発汗(あせをかく)・悪寒・(さむけ)・不安感・焦燥感(あせり)・脱力感・発熱・動悸・嘔気(はきけ)・嘔吐・鳥肌・眼振(目玉がこまかく震える)・瞳孔散大(ひとみの黒い部分が大きくなる)・けいれん発作・一過性の幻聴(実際には存在しない音が聞こえる)

後期離脱症状:断酒後2~3日目から
 振戦せん妄が起こる。これは、意識のくもりに幻覚・妄想が加わり、落ちつきがなくなる状態です。手の振えを伴うことがあるのでこの名があります。
幻覚とは実際にはないものが見えたり聞こえたりするもので、いろいろな声が聞こえてきたり、ふとんや壁に虫や人の姿が見えたりするものが多いのです。精神分裂病などと異なり、非常にはっきりと見える幻覚が特徴です。
 妄想とは現実にはありえ得ないことを固く信じてしまうことで、「やくざに取り囲まれている」「医者が点滴に毒を入れている」などの被害的な内容がよくみられます。このため内科の病院に入院して酒が切れると、病院の中をうろうろと歩き回ったりすることがあります。

 意識のくもりがあると、まわりの状況をまちがってとらえることが多いのです。これを見当識障害と呼びます。たとえば日付や時間がわからなくなったり、自分がいる場所がわからなくなることがあります。病院に入院しているのに自宅にいるものと思いこみ、「これから仕事に行く」と言いながら病室で荷物をまとめるような行動も見られます。

栃木県岡本台病院アルコールセンター
平成12年3月1日 初 版

平成13年8月1日 第二版
「入院中に頂いた資料より、ここまで、抜粋・転載しました。
現在は、変わっているところもあるかもしれませんが、依存症については変わりません。」


お酒をやめて普通に生きていくために「一日断酒・例会出席」

を重ねていくことです。

断酒を自分のものとし、社会に迷惑をかけずに生きる為「一日断酒・例会出席」が大切です。


・・・断酒例会とは・・・

断酒例会とは、酒害体験を聴く、そして話す。この繰り返しです。断酒会活動の基本は例会である。

この例会は、大小の差はあるが、20名ぐらいで約2時間、酒害体験を話し、それを聴く。家族も参加する。家族も酒害体験を話す。家族は依存症本人ではないが、酒害の影響をまともに受けている。体験談を話すことにより、家族も自己洞察が強まり、回復へと結びついていく。


断酒会でお酒が止められるわけ

この家族の体験談を本人が聴くことにより、記憶から抜けていた飲酒時代の壮絶な真実を思い出させてくれる。体験談は自分がしたことの事実と、その気持ち・心情を語ることが大切である。なぜなら、心情を語ることで反省が生まれるのである。
今までは、「意志が弱いから酒が止められないのだ」と周りの人たちから責められ、また、「やめたいのにどうしても飲んでしまう」という言い分をまったく聞いてもらえなかった。例会に参加してそれを話すと、みんなが分かってくれる。認めてくれる。

ここから、みんな仲間だという一体感が生まれる。

また、例会に出席し続けることにより、自分は酒をコントロールできないのだ、自分だけが違うのではなく、みんなと同じ依存症なのだという自覚が心に生まれてくる。

この「一体感」と「自覚」が断酒継続の原動力である。

このように断酒会では体験談を最も重要視する。したがって、体験談を話し、これを聴く場である例会では、体験談に終始する。

体験談は「言いっぱなし」の「聴きっぱなし」。

この部屋で聞いたことは、この部屋に置いていく。体験談の秘密を守ることも大切である。

・・・断酒会とは・・・

誰にでも酒をやめるようにすすめたり、また世の中から一切のアルコール類をなくしてしまおうという会ではありません。世間には酒を上手に楽しく飲んでいる人も多いのですが、たまたま酒を飲むと家族に暴力を振ったり、人と争ったりする人もいます。また、二日酔いのため欠勤したり、仕事を休みがちになる方もおります。つまり酒好きだが、酒に飲まれてしまう体質の方もいるのです。本人はそのことに気付かないし、人の意見を聞こうとしません。

「酒を飲まなければ、本当に良い人なんだ・・・」と言われる方も随分多いのです。酒で何度も失敗した挙句、酒をやめよう、何かやめる良い方法はないものかと、今までいろいろ試行錯誤されたとは思いますが、決定的な方策がみつからない。それは何故かといえば"ひとりでは酒をやめられない"という結論に達するからです。酒をやめるには、何人かの人たちがグループで助け合い、励まし合って断酒を続けていく集団治療が最もすぐれた方法ということが、今から50年位前にアメリカのAAによって立証されました。断酒会は、このAAに学んで出来たもので、北海道から沖縄まで全国にネットワークをもつ全日本断酒連盟によって組織されています。
本県では1970年に、和歌山断酒道場に入校していた大貫純一郎氏が結成。命名は鳴くまで待とうホトトギス:徳川家康公」の言葉を引用し、栃木県断酒ホトトギス会として設立しました。会員も180名(家族も含む)を数え、多くの酒害者が立直り、明るい家庭を築いております。断酒会は、いかなる政治団体や宗教とも関係ありません。

上記は(栃木県断酒ホトトギス会・酒の問題でお困りの方へ)より、転載しました。

少しはお役に立って表彰も受けました

平成7年に入会して7年目、この時の表彰で名前を呼ばれた瞬間、何故か涙が出そうになったのを覚えています。溢れそうになった涙、あれは、一体なんだったのかと思いますが、「よく止められた!」という思いが込み上げてきたのだと思います。

『大貫賞』というのは、栃木県に断酒会を設立してくださった初代会長さんのお名前から、一年に一人選ばれる賞です。最初は、女性酒害者(アメシスト)と男性酒害者をわける必要などない、と思い、断酒会に入りましたが、県で、その『アメシスト会』を必要としているのなら、一歩先を歩いていた自分が声をかけるしかないと思い、結成に踏み切りました。

・断 酒 例 会 場はこちらです・

断 酒 例 会 場 案 内

宇都宮 西部 南部 北部 両毛

開始時間 : 午後7時~9時

中央支部   中央生涯学習センター 木

宇都宮市中央1-1-13 028-632-6331

西 支部   西生涯学習センター 水 

宇都宮市西一の沢町17-12 028-648-7480

南 支部   雀宮地区市民センター 土

宇都宮市新富町9-4 028-654-1013

東 支部   平出地区市民センター 火

宇都宮市下平出町158-1 028-660-1961

鹿沼支部   鹿沼市民情報センター 木

鹿沼市文化橋町1982-18 0289-63-8300

小山支部   小山市保健福祉センター 火

小山市中央町2-2-21 0285-22-9522

真岡支部   真岡市公民館 土

真岡市荒町1201 0285-82-7151

日光支部   休止中

黒磯支部   那須塩原市厚崎公民館 木

那須塩原市上厚埼500 0287-60-1166

大田原支部  大田原市総合文化会館 水

大田原市本町1-3 0287-22-4148

西那須野支部  健康長寿センター 金

那須塩原市南郷屋5-163 0287-38-1355

矢板支部  矢板公民館 水

矢板市本町5-4 0287-43-0469

氏家支部 上河内地区市民センター 土

宇都宮市中里町181-3 028-674-3131

烏山支部 烏山南公民館 土

那須烏山市野上703 0287-82-2359

佐野支部 松枝方 第1・3 水

佐野市赤見町1204-2

足利支部 酒井方 第1・3を除く水

足利市助戸3-7-2


栃木県断酒ホトトギス会酒害相談所があります。

宇都宮市下ケ橋町2480

TEL  028-678-9969

FAX  028-678-9863


《感染拡大防止》《ネット相談受付中》 

まずは、下記のメールでご相談ください。

*事務所

 https://dansyu-tochigiken@lilac.plala.or.jp

*山崎祐一

 https://hototogisu.yamazaki@gmail.com

ビール製造会社のテンプレートでしたので、ホームには、敢えて、アルコールの画像を残しておきました。

アルコール依存症
2020年7月26日
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